プレキャスト製品の施工事例


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138 件見つかりました。

■ 軽量で設置が簡単 小魚が遡上しやすい水田魚道

施工時期 平成23年4月
工事場所 福井県福井市
製品・工法 FRP製双翼型魚道

この双翼型魚道は、越流部の独自の切り欠き形状やうろ(空洞)が特徴で、小魚でも遡上しやすい水田魚道です。軽量なFRP製であるため、人力施工で簡単に設置できます。休耕田の時など魚道が不要な時期には取外しも可能です。
排水路と水田をつなぐことで、魚類の産卵・稚魚の育成を行い、改修前のほ場に生態していた魚を保全していくことができます。また、魚を餌とする鳥類の保全にもつながり、生態系ネットワークが維持につながります。

■ 用水路の目地部の漏水対策は、耐候性が重要です

施工時期 平成26年9月
工事場所 福井県福井市
製品・工法 HSシーリング工法

農業水利施設である用水路の機能保全、長寿命化を図るために、漏水が発生している目地部の補修工事を行いました。対象の現場打ち水路は30~40年前のもので、残存する耐用年数も考慮し、安価で一般的な目地充填工法「HSシーリング工法」が採用されました。この工法はポリウレタン樹脂を主材料とした弾性シーリング材で、伸縮への追従や耐候性に優れています。農林水産省策定の「開水路補修・補強工事マニュアル(案)」の品質規格に適合している工法です。

■ 動く土留による開削函渠埋設工法 OSJ工法

施工時期 平成24年12月
工事場所 福井県越前市
製品・工法 BOXカルバート B2000×H2000、B1500×H2000 OSJ工法 ARIC

道路縦断方向に埋設される幹線排水路の工事で、通行量のある県道で通行止めにできないため、施工幅が小さく迅速復旧可能な工法が求められました。また、下流部は幅員が狭い宅地内道路下に埋設される計画であったため、矢板工法が困難で、住民生活への影響を最小限にする工法が望まれていました。以下を特徴とするOSJ工法が採用されました。

・施工幅が小さく、立坑が不要(自降、自昇)
・掘削と埋戻しを連続して行うため、周辺地盤への影響が少なく、迅速な交通解放が可能
・作業区間が短く、振動騒音も小さいことから、住民生活への影響が少ない。

■ 水路のリフォーム 表面被覆工法 ASモルタル工法

施工時期 平成25年5月
工事場所 福井県丹生郡越前町
製品・工法 ASモルタル工法

既設の農業用水路の延命、粗度係数改善、漏水対策の目的で、表面被覆工法を実施しました。既設の水路はフリューム(二次製品)H600×B1000で、水路横に擁壁が設置されていたため水路を改修(新設に入れ替え)できず、補修工法が採用されました。

■ コンクリート水路でホタルを保全する

施工時期 平成22年10月
工事場所 福井県鯖江市
製品・工法 ホタル水路 排水フリューム H600×B500×L2000(底版開口付、シート貼付けタイプ)

水路整備を行いつつ、ホタルの成育環境の保全が望まれていました。ホタルの育成過程(幼虫、上陸、羽化、飛翔、産卵)に沿って、一般的な排水フリュームに工夫を行いました。数年後にはホタルに適した生息環境となるように配慮しました。

・土砂の堆積場を設けるために、一定間隔ごとに深みを形成します(深さ10cm)。
・底版開口を設け、湧水の引き込みおよび土砂堆積部を点在させます。
・側壁にはコケが繁茂しやすいシートを貼付けます。

■ 狭隘な現場での橋梁施工 EPS工法

施工時期 平成22年8月
工事場所 福井県越前町
製品・工法 EPS工法 ライトフィルブロックDX-24

海岸沿いの山間部に計画された農道新設工事です。狭隘な現場条件であり、進入できる施工重機や運搬車に制約がありました。検討当初、床版上部の土被りが大きく床版厚が大きくなり施工が難しい状況でした。そこで、埋め戻し土の代わりに軽量性と自立性を兼ね備えたEPSを使用することにより、床版への荷重軽減を図り、二次製品の床版で施工できる構造となりました。

■ 水路にワンド(淀み)を作り、魚類や小動物の生息空間を確保

施工時期 平成21年12月
工事場所 福井県高浜町
製品・工法 TK式ワンド ARIC

農業用の用排水路は、一般に同一の水路断面で計画されるため、どの区間も同じ流速・水路環境となりがちです。水路内にワンド(淀み)を作ることで、流速の変化や魚類や小動物の生育・生息空間を確保します。 水路沿いに小動物の生息・生活空間となる樹木による日陰がないことから、蓋付きの TK式ワンド が採用されました。この蓋により、法面の草刈り時の歩行場所が確保され、しばしば指摘されるワンドの安全性に配慮した計画ともなっています。

■ 転回広場を設置 フェンス取付対応のL型擁壁で敷地を有効活用

施工時期 平成21年3月
工事場所 福井県おおい町
製品・工法 HS-Pウォール H-1500~1700

集落内の道路が狭く、退避場兼転回広場が計画されました。少しでもスペースが広く使えるようにフェンス取り付け孔付きのプレキャストL型擁壁 HS-Pウォール が採用されました。

■ 深型雨水貯留槽で、敷地を有効活用

施工時期 平成24年8月
工事場所 名古屋市
製品・工法 MVP-D H-7000 V=13,900m3 (公社)雨水貯留浸透技術協会 技術評価認定取得

公園の地下に計画された深型(内空高7m)の調整池です。深型調整池 MVP-D は、内空スパンを広くし、基礎杭の列数を少なくすることでトータルコストを抑えることができました。

・施工日数が大幅に短縮可能なプレキャスト工法
・維持管理が容易であること
・トータルコストの削減

■ 宅造用L型擁壁は大地震対応へ HDウォール

工事場所 静岡県島田市・牧之原市
製品・工法 宅造用L型擁壁 HDウォール 大地震対応大臣認定擁壁 第1号

近年の地震被害の状況から、大地震対応の大臣認定L型擁壁が求められるようになりました。本件では、フェンス孔対応とし、スッキリとした収まりとしています。

大地震とは:震度6~7程度。発生率は低いが巨大地震に起因するさらに高いレベルの地震
中地震とは:震度5程度。建築物等の供用期間中に1~2度程度発生する確率をもつ一般的な地震

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