1安心の歴史
誕生して100年超のロングセラーです。
2剛性の高いコンクリート製品
ヒューム管は高強度コンクリート製なので、変位・変形はほとんどなく、流下能力が低下しません。
3優れた耐震性と止水性
ヒューム管の継手部はゴム輪で接合され、所定の抜出し量が確保されているため、地震時の地盤変動や変位に対応し止水性と流下能力を保つことができます。
4環境にやさしい管材
ヒューム管の原料は国内産のセメント、砂利、砂等であり国内資源を有効利用した管材で、石油を原料にする管材に比べ製造に消費するエネルギーが少ないことから、環境にやさしい管材といえます。
5環境負荷低減
コンクリート製品の耐用年数は、一般的に50年と言われております。従って一定の年数経過により更新されますが、撤去したヒューム管はコンクリート用骨材や道路の路盤材として99%再利用可能です。
6安くて早い工法
推進工法は、シールド工法と比較して掘削発生土が少なく、工事費が安く工期短縮となります。
ヒューム管は用途及び埋設方法により、外圧管、内圧管及び推進管に大別される。外圧管は継手部の形状によってA形、B形、 NB形、NC形、NE形及びNL形、さらに外圧強さによって1種、2種及び3種に区分されます。また推進管は、継手部の形状と性能の違いからE形とNSに、外圧強さにより1種及び2種に、そして軸方向の圧縮強度により50、70に区分されます。以上のほか、それぞれの使用目的によって、T字管、Y字管等の異形管及び集水管等の特殊管があります。
管の規格には、日本工業規格としてJISA5372:2010(附属書C(規定)暗きょ類推奨仕様C-2遠心力鉄筋コンクリート管)、日本下水道協会規格としてJSWASA-1(下水道用鉄筋コンクリート管)、JSWASA-2(下水道推進工法用鉄筋コンクリート管)及びJSWASA-6(下水道小口径管推進工法用鉄筋コンクリート管)があります。また、全国ヒューム管協会規格としてJHPASがあります。
日本工業規格
日本下水道協会規格
全国ヒューム管協会規格
B形管
JIS A 5372-2010 / JSWAS A-1-2011 / JHPAS-32-2007
端が受口と差し口からなっており、シール材を用いて接合します。
● 形状
NB形管
JIS A 5372-2010 / JSWAS A-1-2011 / JHPAS-28-2000
B形より受口を長くし、抜出し長の機能を向上させたもので、シール材を用いて接合します。
NC形管
JIS A 5372-2010 / JSWAS A-1-2011 / JHPAS-34-2004
C形より管の厚さを増し、抜け出しの性能を向上させたもので、シール材を用いて接合します。
● 形状
E形小口径推進管
● 形状
【短管A、B】
● 形状
【先頭管C及び短管D】
● 形状
【先頭管C及び短管Dに用いるカラー】
● 形状
NS形小口径推進管
● 形状
【短管A、B】
● 形状
【先頭管C及び短管D】
● 形状
【先頭管C及び短管Dに用いるカラー】
● 形状
E形推進管
● 形状
● 形状
● 形状
【接続管】
● 形状
NS形推進管
● 形状
【中押管S】
● 形状
【中押管T】
● 形状
【先頭管C】
● 形状
シール材
● B形及びNB形用
● B形及びNB形用水膨張性ゴム輪
● NC形用
● E形小口径推進管用
● NS小口径推進管用
● E形推進管用
● NS推進管用
外圧強さ
● 外圧管・異形管
● 小口径推進管
● 推進管
内圧強さ
内圧管には外圧と内圧の合成荷重が作用するので、両方の強さが規定されている。
推進管の内圧管の外圧強さは、外圧管と同じ
接手性能
推進方向の管の許容耐荷力
推進方向の管の許容耐荷力は次式で求めます。
Fa=1000σmeanAe
ここに
Fa:管の許容耐荷力(kN)
σmean:コンクリートの許容平均圧縮応力度(N/mm2)
Ae:管の有効断面積(m2)