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快適で安全な道路 農地を潤す技術

生態系・護床

維持管理の低減と環境配慮の両立 環境配慮水路ラインナップ

特長
かつての農業用用排水路は、多くの生物や植物の生息・生育空間となって、地域の住民が触れ合う水と緑と人のネットワークとして存在していました。近年、圃場整備などによって、そのような環境は失われ、コンクリート水路が大半を占めています。しかし、わずかな工夫でコンクリート水路は環境豊かな水路に生まれ変わります。

1ホタルの生育空間の確保
夜の川辺を飛び交うホタルの風景は夏の風物詩であり、昔から人々に親しまれてきました。農業用水路の整備が進められ生物の生息場が失われていくなか、ホタル水路は豊かな里山のシンボルであるゲンジボタルの保全をはじめ、多くの生き物が住みつき、人と自然が共生できる住みよい環境づくりをお手伝いします。

2植生等の生育環境の確保
流速の遅い底版の側壁寄りに開口を設け、流速の速い中央部はコンクリート面で、泥やゴミが溜まりにくい構造です。側壁に開口を設けて背面に栗石層を設ければ、地下水の排除と魚巣空間の確保が可能となります。

3水田と水路との生態系ネットワークの確保
分離された水田と水路との間に魚道を設置することで、水生生物が水路に生息し、水田で繁殖を行うことの出来る生態系ネットワークを確保することが可能となります。

4水生生物の隠れ家の確保
水生動植物にとって重要なワンド(淀み)を形成するもので、既存の水路にも設置できます。小動物這い上がり機能付き(Aタイプ)と魚巣機能付き(Bタイプ)があり、ともに間伐材を使用しています。Aタイプは、現地発生材を充填して自然発生植物による緑陰が形成でき、Bタイプは、背面のスリットで水路と背面の地山が連続しており、水生生物にとって良い生育・生息空間を形成します。

5水質保全と水生生物の隠れ家の確保
自然を活かしながら、自然を治める・・・テクノロックは環境配慮・保全と災害防止のまったく異なる2つの機能をみごとに両立させた多機能型護床ブロックです。本来の川の持っていた自浄作用、複雑な流れ、水生生物のゆりかごとしての機能を再生し、豊かな川を取り戻します。

6深みと魚巣による水生生物の生息空間の確保
河川は、治水と利水目的の整備が進められ生物の生息の場は減少してきています。環境や生態系への配慮が注目されるなか、ハビロックシリーズは魚類・水生生物・昆虫類の生息空間を考えた魚巣をご提案しています。生物生息空間の減少した農業用水路にも活用が可能です。

カタログ

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